MSE (60000形)

東京メトロと小田急を結ぶ
青いロマンスカー

MSE (60000形)

車種の特徴

東京メトロ千代田線内に乗り入れ、初めて地下鉄を走る「ロマンスカー・MSE(60000形)」は、2008年3月に就役。MSE(60000形)の誕生は、同時に初の地下鉄内座席指定特急の誕生でもあり、列車の新しいルートと利用スタイルを開拓することとなりました。大手町方面~本厚木間を結ぶビジネス特急、休日は北千住~箱根湯本間などを結ぶ観光特急として活躍しています。

車体はフェルメール・ブルーにバーミリオン・オレンジの帯というカラーデザイン。フェルメール・ブルーとは、オランダの画家フェルメールが好んで使っていた光沢のあるブルー。そして、バーミリオン・オレンジは小田急ロマンスカー伝統のカラーです。また、車内にはLED式照明やワインレッドのカーペットを用いるなど、落ち着きのある居住空間を演出しています。

さらに、どなたでもお使いいただける多目的トイレの設置や、騒音低減のため全密閉式主電動機(モーター)を採用するなど、人にも環境にも配慮したさまざまな設備が搭載されたロマンスカーです。

デザインはVSE(50000形)と同様に岡部憲明氏が担当。外観はEXE(30000形)ゆずりのボギー車で、内装はVSE(50000形)の流れを受け継ぎ、木を中心にした複合マテリアルで落ち着きのある空間になっています。また、人に優しいデザインをコンセプトに、随所にゆとりを持たせた空間設計が、大きな特徴です。

一般席

人間工学に基づいた、
長時間心地よく乗れるシート設計。通勤も遠方のお出かけも楽々。

座り心地をシート厚に頼らず人間工学に基づいた薄型設計にしたことで、長距離でも疲れない座り心地を確保しながら足元にゆとりを持たせました。また、リクライニング機能も備えているので、朝晩の通勤はもちろん、遠方へのお出かけも快適です。空間を包む2.3mのドーム型天井は間接照明によりスリットのコントラストをほのかに浮かび上がらせ、落ち着いた空間を演出。手元を照らす窓上の照明は目に優しい電球色のLED照明で、本や仕事の資料が読みやすくて便利です。

テーブル 各シートの肘掛に収納。ほっとするような木目調のテーブルは奥行きがあり、食事や飲み物を楽しめるだけではなく、ノートパソコンも置けるのでビジネスユースにも便利です。
シートの回転 シート下左側のペダルを踏みながら180°回転する事ができます。

人にやさしい機能と設備

テーブル

テーブル

機能性とデザイン性を兼ね備えた木目調のテーブルを採用。
お食事やお飲み物を楽しめるだけでなく、ノートパソコンも置けるので出張でのご利用にも便利です。

傘ホルダー

傘ホルダー

傘を持ってご乗車されても、傘の置き場に困らないよう座席背面に傘ホルダーを設置しました。
手元にバッグを置いておきたいときも膝の上や足元に置かなくていいので、すっきり快適です。

足元照明

足元照明

お客さまを出迎えるデッキには足元照明を設置して、安全な乗り降りをサポートします。

車いす用スペース

車いす用スペース

車いすのお客さまも安心してご利用いただけるよう乗降口からすぐの専用シートをご用意しています。ゆったりトイレも近くにあります。

ゆったりトイレ

ゆったりトイレ

自動で開閉する扉の奥に、手すりを設けた、ゆったり設計のトイレを設置。女子トイレにはベビーチェアもご用意しています。

点字つき車内案内や手すり

点字つき車内案内や手すり

目の不自由な方のために点字のついた車内の案内や手すりを各所に配置しています。

補助警報音

その音色は、ロマンスカーの歴史

補助警報音とは、ロマンスカーが奏でる警笛のことで、1957年から歴代のロマンスカーに搭載され続け、その愛らしいピーポー音は沿線の人たちの憧れの的でした。

それから、しばらく休止されていましたが、VSE(50000形)で復活し、各駅での発車時に聴けるようになりました。MSE(60000形)にも搭載されています。

補助警報音