その他の安全に関する取り組み
食の安全等に関する基本的な考え方
小田急グループでは、鉄道業、不動産業のほかに、ストア・小売業やレストラン飲食業等、さまざまな事業を展開しています。これらの事業においても、食の安全をはじめ、お客さまの安全を脅かすリスクの低減をグループとして取り組むべき課題と捉え、安全・安心にご利用いただけるための施策を推進しています。
食の安全等に取り組む主なグループ会社 | |
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ストア・小売 | 小田急商事(株) |
食品製造 | 小田急食品(株) |
飲食レストラン | (株)小田急レストランシステム ジローレストランシステム(株) |
品質管理の取り組み
小田急食品(株)は、2024年3月に「JFS-B規格」の認証を取得し、GMP(安全な食品を作るための一般衛生管理)、HACCP(危険要因を分析して制御するリスク管理)、FSMS(食品を作る人、プロセス、組織全体を管理)の3つの観点から、徹底した衛生・品質管理により商品の製造を行っています。
JFS-B規格:一般財団法人食品安全マネジメント協会が開発・運営する食品の安全管理の取り組みを認証する規格の一つ。
健康に配慮した商品の提供
小田急商事(株)の運営するスーパーマーケット「Odakyu OX」では、「健康・安全・安心・美味・簡便性」という方針に基づき、生産地・生産者の顔が見える商品や、自社指定農場で栽培した有機野菜・減農薬野菜等の安全性の高い商品を提供することで、お客さまに安心してお買い物いただけるように心がけています。また、仕入時における取引基準や店舗への監査体制をはじめとした各種自社基準を定め、徹底した品質管理を図るとともに、さらなる安全・安心を提供するための改善活動を2007年から継続して実施しています。
アルコールおよび加工食品の販売に関する考え方
小田急グループでは、お客さまにアルコールおよび加工食品の販売・提供を行う際、それらがもたらすさまざまな悪影響の予防・低減に取り組むため、法令遵守はもちろん、従業員への教育を行うとともに、以下の取り組みを実施しています。
アルコールの販売に関する表示等の取り組み
20歳未満への販売防止
小田急商事(株)では、運営するスーパーマーケット「Odakyu OX」「Odakyu OX MART」およびコンビニエンスストア「セブン–イレブン」において、20歳未満への酒類販売を防止するため、お客さまの年齢確認を適切に実施するなど、法令遵守に取り組んでいます。
飲酒運転の根絶
ジローレストランシステム(株)では、特にロードサイドの店舗において、店頭にドライバーへのアルコールの提供をお断りする表示や運転代行の紹介を掲出し、飲酒運転の防止に努めています。
飲酒に起因する暴力行為の防止
小田急電鉄(株)では、駅構内・列車内に一般社団法人日本民営鉄道協会による「暴力行為防止ポスター」を掲示するなど、飲酒に起因する暴力行為やお客さま同士のトラブル等を防止するための啓発活動に努めています。
加工食品の表示
表示に関する法令および社内規定・基準・マニュアルを遵守することはもちろん、栄養成分・添加物・アレルギー等、お客さまの安全や健康にかかわる表示事項について適正でわかりやすい表示に努めています。