安全のスキルアップとヒューマンエラー防止
安全のスキルアップとヒューマンエラー防止に努めています。

安全のスキルアップとヒューマンエラー防止のために、経営層から現業係員まで職位に合わせた適切な安全教育プログラムを組んでいます。また、安全意識を高め、維持・継承していくには、過去の鉄道事故や輸送障害を憂い、その悲惨さや心の痛みを忘れることなく伝えていくことも重要であるとの認識から、鉄道人としての心の形成も踏まえた安全教育体系の整備を進めています。
主なプログラム
プログラム名 | 内容 |
---|---|
コンセプト教育 | 経営層から監督者層(現業長)を対象に、運輸安全マネジメントの趣旨について学ぶ |
ヒューマンエラー マネジメント教育 |
管理者層(課長・課長代理)から監督者層を対象に、ヒューマンエラーを発生させにくい職場運営を学ぶ |
安全意識向上教育 | 安全にかかわる部門の全社員を対象に、強い安全意識を啓発する |
技能教育 | 各部門・各職場において、必要な技能を教育する |
そのほか | 係員層を対象とした「技能伝承力向上研修」「他職場体験研修」など |
技能伝承に取り組んでいます。
技能教育の一環として、技術の伝承と技術力の向上を目的に、毎年「技能伝承力向上研修」を開催しているほか、「レール探傷技術教育」(工務部)、「脱線復旧訓練」(運転車両部)なども実施しています。


構内でも限定免許が必要です。
電車の運転には、国家資格である「動力車操縦者運転免許」が必要です。ただし、同免許を取得していない車両係員でも社内資格があれば、例えば、お客さまが乗車されない車両基地内の車両入換運転を担当することは可能です。
しかしながら、より安全性を向上させる観点から、車両入換運転を担当する車両係員についても国家資格である「動力車操縦者運転免許(以下 限定免許)」を取得させるために、2009年10月より構内限定電車運転科を開設し、順次、限定免許取得者を増員しています。2010年3月末現在、限定免許取得者は6名となっています。
構内限定電車運転科の養成教育