CS活動

お客さま満足を高めていくための体制や活動についてご紹介しています。

「お客さまからのご意見・ご要望」の尊重と活用

CS活動体制の確立とCS理念の浸透

CS(顧客満足度)を高めていくためには、時代とともに高度化、多様化するニーズを的確にとらえ、そのニーズに合致したサービスを提供することが不可欠です。そのため当社では、お客さまのご意見やご要望を、日々の事業活動や施策の立案、また経営方針に活かす仕組みづくりに注力しています。

こうしたCS活動体制の中核となる「小田急お客さまセンター」では、お客さまのご意見・ご要望の受付、回答をはじめ、一つひとつのご意見・ご要望をデータベース化して分析し、『週報』『月報』として全社で共有するとともに、ご意見・ご要望から各部署へ改善に向けた施策検討を促しています。なお、収集したお客さま情報は、当社の情報セキュリティ規則に則り、適切に管理しています。

また、年2回行われる各部署の責任者が集う「CS連絡協議会」を通じて、お客さまが求めているサービスや現行サービスの改善点・問題点を全社的な視点から検討し、新サービスの開発、既存の施設・サービスの改善などにつなげています。このほかにも、月1回、各部署の担当者が集まって情報交換するなど、より多くのお客さまの声に耳を傾けるよう努めています。

なお、2023年4月より、お客さまのニーズと、より機能性を高めた『チャットボット』システムを新たに導入したことにより、お客さまからのお問い合わせについて、オペレーターを介さずに24時間受付が可能となりました(2024年度のアクセス件数59,651件)。

2024年度に「小田急お客さまセンター」で受付けたご意見・ご要望は11,121件ありました。

お客さまのご意見・ご要望内訳

小田急のCS活動体制

グループCS連絡会の開催

近年、小田急グループ各社に関するご意見・ご要望も多く寄せられるようになっています。そこで、小田急グループが一体となったCS活動を推進することを目的に、2009年3月に「グループCS連絡会」を発足させ、年2回の開催を基本として、グループ各社間での情報交換などを行っています。

「ご意見・ご要望」に基づく主な改善事例

お客さまからのご意見・ご要望を精査し、担当部署において改善をした事例につきまして、2点ほどご紹介いたします。

事例1

空調機器の設置状況

新宿駅構内は従来から空調設備を有していたものの、ホームの暑さに関するお客さまからのご意見を受け、新宿駅西口地区開発計画に伴う工事の進捗により、お客さまのご利用環境向上を目的として、駅構内各所に新たな空調機器を設置しました。

事例2

設置後の鳩よけ対策

『生田駅の改札口表示板、構内手すり、上り方面階段看板、駅務室の上、改札前セブンイレブン屋根、連絡階段の電気部分上層などに、鳩が著しく増加し、通路や目線の高さにも生息している』とのご意見を受け、対策用として忌避装置の増設など、鳩対策の強化を実施しました。