お客さまとのコミュニケーション活動

鉄道事業の理解促進や、当社および小田急グループのファンづくりを目的に、沿線のお客さまとのコミュニケーション活動を推進しています。

ロマンスカーミュージアム

ロマンスカーミュージアム
ロマンスカーミュージアム

2021年4月に開業した「ロマンスカーミュージアム」は、歴代の特急ロマンスカーを中心とした6 車種11両の車両展示に加え、沿線を再現した約190 ㎡の巨大ジオラマやロマンスカー運転シミュレーターなどの多彩なコンテンツを備えており、お客さまとのコミュニケーション活動の拠点となっています。

小田急 親子体験イベント

ファミリー鉄道教室
ファミリー鉄道教室

当社グループでは、2000年より、小田急沿線にお住まいの親子を対象に、グループ各社の仕事などを体験していただく「小田急 親子体験イベント」を開催しています。

スポーツ支援活動

FC町田ゼルビア
FC町田ゼルビア

沿線のJリーグ所属のサッカーチーム「FC町田ゼルビア」に対して、2009年より協賛しています。また、各種バレーボール大会にも協賛しています。

沿線教育機関との連携

産学連携

沿線に所在する大学や専門学校などの教育機関と連携し、当社および当社グループにおける幅広い事業フィールドを活用した教育・研究、社会貢献活動を推進しています。
2012年に専修大学、文化学園大学、2013年に成城学園、2015年には玉川大学などと「連携・協力に関する基本協定」を締結し、具体的な取り組みを進めています。

財団法人による社会貢献活動

公益財団法人 小田急財団

小田急財団は、1984年に設立された財団法人安藤記念奨学財団と、1992年に設立された財団法人小田急電鉄事業団の公益活動を承継し、「小田急沿線を中心とする沿線地域社会の健全な発展への貢献」を目的とする公益財団法人として2012年4月に設立されました。
交通安全や交通道徳の普及啓発活動をはじめ、沿線の豊かな自然環境の保全・整備のための活動やスポーツを通じた障がい者の自立支援活動、地域社会の発展を担う青少年の育成のための「安藤記念奨学金」の給付や若手研究者に対する研究助成など、さまざまな公益活動を行っています。

CS活動

お客さま満足を高めていくための体制や活動についてご紹介しています。

「お客さまからのご意見・ご要望」の尊重と活用

CS活動体制の確立とCS理念の浸透

CS(お客さま満足)を高めていくためには、時代とともに高度化、多様化するニーズを的確にとらえ、そのニーズに合致したサービスを提供することが不可欠です。そのため当社では、お客さまのご意見やご要望を、日々の事業活動や施策の立案、また経営方針に活かす仕組みづくりに力を注いでいます。

こうしたCS活動体制の中核となる、「小田急お客さまセンター」では、お客さまのご意見・ご要望の受付、回答をはじめ、一つひとつのご意見・ご要望をデータベース化して分析し、週報・月報として全社で共有するとともに、ご意見・ご要望から各部署に改善に向けた施策検討を促しています。なお、収集したお客さま情報は、当社の情報セキュリティ規則に則り、適切に管理しています。

また、年2回行われる各部署の責任者が集う「CS連絡協議会」を通じて、お客さまが求めているサービスや現行サービスの改善点・問題点を全社的な視点から検討し、新サービスの開発、既存の施設・サービスの改善などにつなげています。このほかにも、月1回、各部署の担当者が集まって情報交換するなど、より多くのお客さまの声に耳を傾けるよう努めています。

なお、2023年4月より、お客さまのニーズと、より機能性を高めた『AIチャットボット』を新たに導入し、お客さまからのお問い合わせについて、オペレーターを介さずに24時間受付が可能となりました。

2022年度に「小田急お客さまセンター」で受付けたご意見・ご要望は9,277件ありました。

お客さまのご意見・ご要望内訳

小田急のCS活動体制

グループCS連絡会の開催

近年、小田急グループ各社に関するご意見・ご要望も多く寄せられるようになっています。そこで、小田急グループが一体となったCS活動を推進することを目的に、2009年3月に「グループCS連絡会」を発足させ、年2回の開催を基本として、グループ各社間での情報交換などを行っています。

「ご意見・ご要望」に基づく主な改善事例

お客さまからのご意見・ご要望を精査し、担当部署において改善をした事例につきまして、2点ほどご紹介いたします。

事例1

『富水7号踏切は、車で通行すると左折時に警報ランプの点滅が見にくく、対向車側の警報ランプも裏側になり見えないので対策を講じてほしい』とのご意見を受け、下り線側の踏切閃光灯を全方向型へ交換することで、安全にご通行いただけるようにしました。

事例2

『向ヶ丘遊園駅の女性トイレを利用した際、利用待ちの旅客の列が長く、入口付近の姿見の鏡を塞いでいたため利用できなかった』とのご意見を受け、床面に並び方の表示を設置しました。