安全で安定した輸送体制の確立を目指して(3)
4.防災に係るもの
大規模地震対策の実施
「早期地震警報システム」の導入

地震発生時の被害を軽減するため、2006年より、「早期地震警報システム」を導入しています。
これは、一定規模以上の地震が発生した際、気象庁から配信される「緊急地震速報」を利用して、主要動が到達する前に、最大予想震度など当社線への影響を瞬時に判定し、被害が予測される場合には、全列車に自動的に通報することにより、運転士が手動で列車を緊急停止するものです。
地震計の増設
地震の発生後の早期運転再開
小田急全線(小田原線・江ノ島線・多摩線計120.5㎞)に設置している地震計を6カ所から22カ所増設して計28カ所とし、2006年8月25日から運用を開始しました。これにより、小田急線では概ね5㎞ごとに地震計が設置され、地震発生時には沿線各地における地震の揺れ・大きさを把握し、徒歩点検などを必要とする区間を限定させることにより、地震発生後の早期運転再開を可能としました。
強風対策
国土交通省の通達に基づき、強風の吹きやすい場所に風速計を移設しました。また規則類の見直しを行い、強風に関する区域を明確にし、的確な状況把握と気象状況に応じた運転規制を行い、安全な列車運行に努めています。
自然災害対策の強化
法面(のりめん)防護工事をはじめ、耐震補強工事やトンネル補強工事など、自然災害に備えた対策を一層強化しています。また法面(のりめん)崩壊による事故を防止し、安全 な列車運行を確保するために「土砂崩壊検知システム」を全線58カ所に設置し、使用を開始しています。 このシステムは、豪雨などの自然災害により発生した法面(のりめん)の崩壊をセンサーが検知し、特殊信号発光器 (LED)を発光させ、列車に停止する必要が発生したことを知らせると同時に、NTT専用回線を通じて運輸司令所および保線区にも障害発生を通報します。




