取締役会の構成

当社取締役会は、事業規模や業容等と照らし、適正な規模での取締役会構成に努めており、定款において、取締役の人数については20名以内(うち監査等委員である取締役5名以内)と定めています。上記方針に基づき、現在、取締役会は、取締役(監査等委員である取締役を除く。)9名、監査等委員である取締役4名で構成されています。このうち、独立社外取締役(監査等委員である取締役を除く。)3名の経歴は、企業経営者(3名)であり、監査等委員である独立社外取締役3名(うち女性2名)の経歴は、企業経営者(1名)、弁護士(1名)、公認会計士(1名)です。

取締役会の主な議題

取締役会は、中期経営計画をはじめとした重要な戦略、重要な業務執行、およびその他法令で定められた事項について審議・決定を行うほか、業務執行の監督を行っています。
2025年度の主な議題は以下のとおりです。

主な議題 主な決議事項・報告事項(審議、モニタリング、検証)
サステナビリティ・
中期経営計画
  • サステナビリティ経営の推進におけるマテリアリティに関する目標・指標の追加設定等
  • マテリアリティに関する取り組みの推進状況(「小田急グループ カーボンニュートラル2050」の進捗を含む)
  • 次期中期経営計画の策定方針
  • 次期中期経営計画の検討状況
個別戦略・課題
(鉄道業・不動産業を除く)
  • 以下の個別戦略等
    「グループ交通業」「観光・インバウンド戦略」
鉄道業関係
  • 鉄道事業中期計画の策定
  • 鉄道事業における設備投資計画
  • 大野総合車両所移転に関する工事の実施、ホームドア整備計画に関する工事の実施
不動産業関係
  • 不動産業の方針
  • 短期回収型投資(回転型不動産、国内SPC、海外不動産)
  • 新宿駅西口地区開発計画等の進捗状況
ホテル業関係
  • 以下のホテルのリニューアル
    「箱根ハイランドホテル」「小田急ホテルセンチュリーサザンタワー」
各事業案件のモニタリング
  • 不動産戦略に基づく取り組み
コーポレートガバナンス・
コードへの対応
  • 定時株主総会における議決権行使結果
  • 取締役会実効性評価の実施結果
  • 政策保有株式の保有意義
  • 政策保有株式の売却
グループ会社関係
  • グループ会社への融資
  • グループ会社の経営状況
その他
  • 内部通報制度(コンプライアンス・ホットライン)の運用状況等

取締役会全体の実効性に係る評価・分析

当社では、毎年、取締役を対象として、取締役会の意思決定機能、監督機能および取締役会の支援体制等に係るアンケート等による自己評価を実施し、この結果に基づき、取締役会において取締役会全体の実効性について分析・評価を行っています。
2025年度の評価の実施にあたっては、取締役全員を対象としてアンケートを実施しました。

実施時期

アンケート:2026年3月
結果および分析・評価に係る取締役会での報告:2026年5月

評価項目

  1. 取締役会の実効性
  2. 昨年度の実効性評価(アンケートおよびインタビュー)において確認された課題への対応・検討状況
  3. 効果的な取締役会運営を行ううえで不足している、もしくは新たに取り組むべき点

評価結果

アンケートの結果とその分析・評価の結果を踏まえ、当社取締役会は、実効的に機能していると評価しました。また、過年度の分析・評価の結果を踏まえ、「事業ポートフォリオや重要な戦略(交通業、観光等)に関する議論」、「リスク事案の取締役会報告基準の制定」、「取締役会における執行役員会議事の共有」等を実施したほか、指名・報酬委員会において、「最高経営責任者の後継者計画の進捗状況に関する議論」等を実施しました。以上の結果、前年度に課題として認識した「全社戦略に関する審議の充実化」、「グループガバナンスの強化」、「取締役会の運営面に関する課題」、および「経営陣幹部等の育成・採用の強化」については、引き続き課題が残る部分もあるものの、いずれも改善されていると評価しました。
また、2025年度における分析・評価において、今後注力すべきと認識した課題は以下のとおりです。

  • 全社戦略に関する審議の更なる充実化(昨年度からの継続課題)
  • グループガバナンスの更なる強化(昨年度からの継続課題)
  • 取締役会運営の更なる改善(議案資料の最適化や事前説明会の実効性向上等)

これらの課題に対し、各取締役の意見等を踏まえつつ、改善策を具体化し、取締役会の実効性の更なる向上を図ってまいります。

役員トレーニング

社外取締役への支援

当社では、社外取締役を対象に、当社事業等について随時情報提供を行っているほか、適宜当社施設・沿線を視察する機会を設けるなど、当社事業についての理解を深めるための支援を行うこととしています。
2024年度においては、社外役員を対象に、当社業界に関する勉強会のほか、グループのストア・小売業運営会社(株式会社小田急商事)の店舗視察および同社役員との意見交換会等を実施しました。

社内出身の取締役への支援

社内出身の取締役を対象に、外部講師を招いて内部統制等に関する講演会を毎年開催するほか、業務執行取締役に対しては、担当部門の事業内容について説明・情報提供を行うなど、各取締役に対して諸施策を講じることとしており、これらに要する費用の支援も行っています。

社外取締役の独立性判断基準

独立役員の資格を充たす社外取締役を全て独立役員に指定しております。

独立役員届出書(2026年5月28日提出)

社外取締役の独立性判断基準

以下の事項に該当しない場合、当該社外取締役は独立性を有するものと判断する。

  1. (1) 当社および当社グループ会社(以下、総称して「当社グループ」という。)の業務執行者
  2. (2) 当社の大株主(直接・間接に10%以上の議決権を保有する者)またはその業務執行者
  3. (3) 当社グループの主要な借入先(当社グループの資金調達において必要不可欠であり、代替性のない程度に依存している金融機関その他の大口債権者)の業務執行者
  4. (4) 当社グループの主要な取引先(当社グループの年間連結売上の2%以上の支払いを当社に行っている者)である会社の業務執行者
  5. (5) 当社グループを主要な取引先(当該取引先の年間連結売上の2%以上の支払いを当社から受けている者)とする会社の業務執行者
  6. (6) 当社グループより、役員報酬以外に年間1,000万円を超える報酬を受領している者
  7. (7) 当社グループより、年間1,000万円を超える寄付を受けている団体の業務執行者
  8. (8) 社外役員の相互就任の関係となる他の会社の業務執行者
  9. (9) 上記(1)から(8)までに該当する者が重要な職位にある者の場合において、その者の配偶者または二親等以内の親族
  10. (10) 上記(1)は過去10年間、上記(2)は過去5年間、上記(3)から(9)は過去3年間において該当していた場合を含む

役員の選任

経営陣幹部(執行役員を兼務する取締役)の選任および取締役候補の指名にあたっては、人格識見ともに優秀であることに加え、社内出身者の場合、経営陣幹部・取締役(監査等委員である取締役を除く。)については、複数部門での経験のもと当社業務に精通している者、監査等委員である取締役については、財務、会計および法務等に関する知見、当社事業に関する知識等を有している者を選任・指名しています。また、社外出身者の場合、社内出身者とは異なる職歴や経験、専門的な知識等を有し、経営監督機能を高める役割・機能を果たし得る者を指名しています。加えて、取締役会全体としての知識・経験・能力のバランス、多様性についても考慮しつつ選任・指名を行うこととしています。
また、経営陣幹部の解任にあたっては、選任方針に照らして決定することとしています。