odakyu electric railway
ODAKYU ELECTRIC RAILWAY CO., LTD. RECRUITING INFORMATION
TOP MESSAGE

トップメッセージ

KOJI HOSHINO
星野 晃司
小田急電鉄株式会社 取締役会長
鉄道事業の枠組みを超えた 価値創造型企業を目指す

時代の大きな変化は
私たちが進化するチャンス

小田急電鉄は1923年の創業以来、沿線地域のくらしやビジネスに欠かせない存在として、人々に移動サービスを提供し続けています。通勤・通学・観光といった日々の社会を構成する人流を、鉄道を介して支えていく……この社会インフラとしての責務を果たしていくことは、今後も変わらないでしょう。その一方で、コロナ禍を受けた生活環境の変化、働き方改革の推進に伴うテレワークの普及、従前の社会課題となっている少子高齢化など、私たちを取り巻く社会環境は大きく変化し続けています。これまでのビジネスに頼っているだけでは、会社として成長が見込めないのは明らかです。しかしながら私たちは、こうした時代の到来を早くから予見し、数多くの布石を打ってきました。そして今、新たなビジネスがいくつも芽を出し、花開こうとしています。言うなれば、小田急電鉄は鉄道事業の枠組みを超え、新たな事業体としての歴史を創ろうというフェーズに突入しているのです。

社会課題を解決し
地域に価値を創造できる企業へ

小田急電鉄が進化していく上でのキーワード、それが「地域価値創造型企業」です。小田急沿線には、新宿・下北沢・成城・町田・海老名・箱根……といった地域ごとに多様な魅力・特徴を備えたまちがいくつもあります。そして私たちには、長い歴史の中で各地域に寄り添い、ともに歩む中で培った、それぞれの地域特性に関する深い知見があります。それらを活かし、私たちだからこそできるまちづくりを展開していくのです。さらに、そこから派生する、「職・住・商・学・遊に関連したビジネス」「公共サービス」「資源循環社会への取り組み」といったさまざまな事業にも注力することで、地域経済圏の価値を包括的に高めていく……そんなビジネスを推し進めていくのが私たちのありたい姿、「地域価値創造型企業」です。

社員のアイデアがビジネスになる
新たな事業が生まれやすい組織に

価値創造を推進していくために、私たちが大事にしているのが風土づくりです。社員が主体性と情熱をもって価値創造ができる企業風土づくりに、以前から積極的に取り組んでいます。なかでも「新規事業創出」の取り組みでは、社員発の新たなビジネスアイデアが事業化されるためのバックアップも行っています。それが制度化されたのが社内事業アイデア公募制度「climbers」であり、事業変革を生み出す優れた取り組みとして評価され、「日本HRチャレンジ大賞」を受賞しました。実際に、高齢化・孤独化が進む地域課題解決のための自治会町内会SNSサービス「いちのいち」(*1)、獣害に悩む農林事業者や観光事業者と猟師をマッチングする「ハンターバンク」(*2)といった新たな事業が、社員のアイデアをベースに生まれています。他にも、デジタルを活用して廃棄物と資源の循環をサポートし、サーキュラーエコノミーの実現を目指す「WOOMS」(*3)も、新たなインフラ事業として取り組んでいます。

これらは、地域と強固なリレーションを持つ社員のアイデアや、地域の抱える課題を何とかして解決したいという熱い想いが呼び水となって生まれた新たな事業です。こうした取り組みは、小田急グループはもちろん社外の産官学連携で進めるものも多く、私たちとは異なる道のプロフェッショナルやスタートアップ企業とのパートナーシップは、社員たちにとって良い刺激になっているようです。新たな事業が生まれやすい組織づくりに着手して数年たちますが、「挑戦」の機運が社内で確実に高まっていると感じています。

挑戦と社会貢献性が両立する環境を
思う存分享受し、楽しんでほしい

小田急電鉄という会社で働く魅力、それは社会に欠かせないインフラとして、社会的意義や影響力の大きな事業に携われることでしょう。そして、前述の通り今、小田急電鉄は変化を糧に進化を遂げている過程にあり、今後は、新たな事業創造に挑戦できることや、活躍できる領域を自分の手で広げていけることも、働く上での大きなやりがいとなっていくでしょう。「自分が小田急電鉄の新たな歴史を創っていく」くらいの気概を持ち、そのチャレンジの過程を楽しんでほしいと思います。誠実に仕事に取り組んでいれば、あなたの志を何かしらのカタチにするチャンスがきっと巡ってきます。さらに、あなたのキャリアやビジネスに良い影響を与えてくれるような出会いが、小田急電鉄には潜んでいます。経営者として、若者の志が成就するような環境づくり・企業づくりを、これまで以上に加速させていくことをお約束します。

何よりも誠実であることを重んじ
周囲と新たな価値を共創していく

最後になりますが、小田急電鉄のロゴマークには、「真摯」「進取」「融和」という意味が込められています。私は当時、このロゴマークをつくるプロジェクトメンバーだったのですが、改めてこの言葉には、小田急電鉄らしさが表れていると感じます。というのも、「真摯」「進取」「融和」という言葉の先には、お客さまや協力会社をはじめとした「相手」が存在するためです。常に相手を思いやる……突き詰めると、「誠実たれ」ということなのですが、この当たり前のことを愚直に、連綿と実践してきたからこそ、小田急電鉄の今があります。お客さま・協力会社と価値を共創し、地域と共生していく・・・その基本となるのは、相手と信頼関係を築くために、誠実に努力することです。そんな想いがロゴマークには集約されています。

スキルや知識も大切ですが、私たちが応募者の皆さんに求めたいのは、相手のために誠実に行動が貫けるかどうかです。この小田急電鉄らしい価値観に共感し、地域価値を創造し続けるビジネスに、全力で邁進していける方々と、ともに働ける日が来ることを心から楽しみにしています。