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エキスパート職 職種紹介
小田急電鉄のエキスパート職は“鉄道”と“IT”の2つの領域からなる、現場のプロフェッショナルです。
“鉄道”は「運輸」「車両」「土木・建築」「電気」の4職種、“IT”は「IT」の1職種からなります。
鉄道 運輸/車両/土木・建築/電気
沿線人口約520万人の移動を、
高い専門性で支える4職種のプロフェッショナル
高い専門性で支える4職種のプロフェッショナル
東京・神奈川を中心に走る小田急線の最前線に立ち、沿線人口約520万人のお客さまの通勤・通学、都心や箱根・江の島など観光地へのお出かけを日々支える使命感とともに、鉄道の「安全・安心・安定・快適」を実現するのがエキスパート職(鉄道)です。
エキスパート職(鉄道)は「運輸」「車両」「土木・建築」「電気」の4職種があり、各分野の専門性が非常に高く、学び・突き詰め、着実に積み上げることで知見を培っていきます。
将来的には身に付けた知識・技術・経験を活かしながら、各職場における指導・管理・企画業務など、より多くの関係者と関わりながらより良い鉄道輸送を追求し続けます。また、培った鉄道に関する知識・経験をベースに新たな移動需要の創出など付加価値の提供へのチャレンジもできます。
運輸
- #安全・安心な移動
- #運転士・車掌・駅係員
- #国家資格
MISSION
- ・小田急電鉄の「顔」として、お客さまを安全・安心・安定・快適に目的地まで送り届けることで、お客さまの日々のくらしに貢献します。
- ・ホームでのアナウンスや安全確認、窓口での切符類の販売やお客さまへのご案内などを担う「駅係員」の経験を積み、試験に合格したのち、列車の最後尾に乗務して扉の開閉や車内アナウンスを行う「車掌」業務を行います。
- ・「車掌」を経験したのち、約1年間の教習を経て国家資格である動力車操縦者運転免許を取得することで「運転士」として業務を行います。
- ・「運転士」は小田急線全線の線路条件、車両の構造や鉄道の諸規則を熟知して朝ラッシュ時には10両編成の列車に約3000人ものお客さまが乗車している列車をダイヤ通りに正確に、かつ安全・快適に送り届けます。
CAREER
- ・運転士・車掌に関しては一定の乗務経験、試験合格の先に当社のシンボル的存在である「特急ロマンスカー」の乗務員というキャリアが待っています。
- ・将来的には駅係員・車掌・運転士をマルチに経験することで、鉄道輸送業務の広い知識を身に付けたスペシャリストとしての活躍を期待しています。
- ・キャリアを積んだのちは後輩への技能の伝承、100人以上が所属する職場環境の改善などを経験し、各職場のリーダー・中心的存在として活躍していきます。
車両
- #ロマンスカーなどの車両整備
- #検査はチームプレイ
- #技能と知識で安全を守る
MISSION
- ・小田急電鉄のすべての車両のメンテナンスを通じて、日々の安全・安心・安定・快適な鉄道輸送を自身の手で支えます。
- ・特急ロマンスカーや通勤車両など多種多様な車両のメンテナンスを行うため、それぞれに必要な知識・技能を各職場の先輩から学び身に付けていきます。
- ・車両メンテナンスにはすべての部品や装置を分解して点検する大規模な検査から日常的なメンテナンスまで存在しますが、すべての検査はチームで行われます。安全かつ確実に検査を行うために的確なコミュニケーションが求められます。
- ・当社の特徴として、特急ロマンスカーの日々のメンテナンスを通して自身の手で通勤・観光・おでかけの付加価値を提供できることが挙げられます。
- ・一定程度の知識・経験を積んだのちには、運行中車両の異常対応など、より専門的な知識や判断力が求められる仕事にも取り組みます。
CAREER
- ・キャリアを積んだのちは後輩への技能伝承、職場環境の改善など各職場のリーダー・中心的存在として活躍していきます。
- ・多様化する顧客ニーズや環境意識への高まりを敏感にとらえ、培ってきた鉄道車両の専門知識を活かして、特急ロマンスカーや通勤車両の新造設計・改造を行います。設計の際は、これまでの枠組みにとらわれずに新技術を柔軟に取り入れ、沿線環境への影響はどうか、多様なお客さまが安心して利用できるかなどを考え、更なる安全性や快適性の追求を行います。
- ・少子高齢化による労働人口減少の中でも、安全・安心・安定・快適な鉄道輸送を持続的に提供するため効率的な車両メンテナンス体制の構築を進めています。将来的な車両工場の移転を予定しており、新技術を活用した作業工程のIT化・ペーパーレス化・検査の自動化を推進します。
- ・これらの取り組みには社内外問わない多様な関係者が携わるため、知識・技能など専門性の追求だけでなく各職場で培うコミュニケーションスキルが重要になります。
土木・建築
- #駅舎・線路・トンネル・橋梁
- #鉄道輸送に必要な構造物を守る
- #揺れない線路で快適性を追求
MISSION
- ・「線路」「土木構造物」「駅舎等建築物」など構造物のメンテナンスを通じて、小田急線の日々の安全・安定・安心・快適な鉄道輸送を根底から支えます。
- ・土木・建築職種のキャリアは線路のメンテナンスである保線業務から開始。線路を構成するレールやまくらぎの不具合は脱線などの大事故につながる可能性があるため、担当路線を人の目と機械を組み合わせて検査し、異常を発見することで日々の安全を確保します。
- ・保線業務の知識を培ったのちは、学生時代の専攻と自身の適性を踏まえて、「揺れない」線路の追求を通してお客さまに快適性を届ける保線業務のスペシャリストとして活躍する以外にも、トンネル・法面・橋梁などの土木構造物、駅舎などの建築物の日々の保守・点検、改修工事を行うことで、安全・安定・安心・快適な鉄道輸送の実現に貢献します。
- ・鉄道運行中に実施できない構造物の工事は夜間、終電から始発までの限られた時間に行われるため制約も大きくなります。その中で、社内外の関係者や近隣の方々と事前に入念に調整を行い、スムーズに作業を行えるようにコントロールし、無事始発電車が走ることを見届けます。
CAREER
- ・キャリアを積んだのちは後輩への技能伝承、職場環境の改善など各職場のリーダー・中心的存在として活躍していきます。
- ・小田急線には改修のタイミングを迎える土木構造物や駅舎等建築物が多数。人々のくらしに不可欠な鉄道インフラをこれからも安全かつ快適にご利用いただくため、新設・改良の計画立案や設計発注、仕様決定、工事発注、施工管理など一連の業務を社内外の関係者とコミュニケーションを取りながら担っていきます。
- ・少子高齢化による労働人口減少の中でも、安全・安心・安定・快適な鉄道輸送を持続的に提供するため、IoT技術やカメラなどを活用した効率的なメンテナンス体制の構築にも取り組む機会があります。
電気
- #列車・鉄道設備を動かす電気
- #信号機・踏切・列車無線
- #何事もなく電車が走る喜び
MISSION
- ・小田急電鉄の鉄道運営に関わるすべての電気設備のメンテナンスを通じて、日々の安全・安心・安定・快適な鉄道輸送を自身の手で支えます。
- ・鉄道電気設備には、列車やその他鉄道設備を動かすための電気を小田急線全線へ安全・安定に供給する変電・電力設備(変電所・電車線など)と安全・安定な列車運行を実現するための運行制御や情報伝達を行う信号・通信設備(信号機・踏切・列車無線など)があり、それぞれ専門性の高い知識が必要になります。
- ・小田急沿線には立地・環境ごとにさまざまな電気設備が存在するため、入社後はこの多種多様な設備のメンテナンスに必要な知識・技能を各職場の先輩社員から学び、身に付けていきます。メンテナンス時には列車運行の安全を確保しながら作業を行う必要があるため、チームで協力しながら自分たちの安全を確保し作業を行います。
- ・鉄道電気設備は日々進化を続けており、近年ではホームドアやTASC(定位置停止装置)など列車運行の安全性・安定性を担保する設備の導入が進んでいます。これらの導入に応じていち早く知識を蓄え、正確にメンテナンスを行うことも求められます。
- ・停電して作業を行う必要がある設備のメンテナンス・工事は夜間、終電から始発までの限られた時間に行われるため制約も大きくなります。その中で、社内外の関係者や近隣の方々と事前に入念に調整を行い、スムーズに作業を行えるようにコントロールし、無事始発電車が走ることを見届けます。
CAREER
- ・一定のキャリアを積んだのちは後輩への技能伝承、職場環境の改善など各職場のリーダー・中心的存在として活躍していきます。
- ・更なる安全・安心・安定・快適な鉄道輸送の実現のために鉄道電気設備の設計・更新を行います。設計の際は、これまでの枠組みにとらわれずに新技術を柔軟に取り入れながらも、設備の利便性・メンテナンス効率・設備のスリム化などの観点をもち、培ってきた専門性を活かしながら、社内外の関係者とコミュニケーションを取りながら推進していきます。
- ・少子高齢化による労働人口減少の中でも、安全・安心・安定・快適な鉄道輸送を持続的に提供するため、鉄道電気設備の効率的なメンテナンス体制の構築ならびにCBMによる検査の自動化や、プログラミング技術を活用した後方業務(出退勤管理・検査管理業務)の効率化を推進しています。
IT
培ってきたITの専門知識で
日々の安定した業務遂行をサポートする
日々の安定した業務遂行をサポートする
小田急電鉄およびグループ会社の業務システムや、ITインフラ、アプリケーションなどの開発・導入・運用・保守を担うIT関連業務のエキスパートであり、日々の当たり前の業務遂行に欠かせない存在として、社内外から頼られる職種です。
「安全・安心」「生産性向上」「事業成長」などその職務を介して貢献できる領域は広く、グループレベルでのDXを支援できる"ITのプロ"としての活躍が期待されています。
IT
- #業務効率化の実現
- #小田急グループとベンダーのハブ役
- #DX推進を支援
MISSION
- ・全ての社員が円滑に、そして安心して働けるよう、IT基盤の安定稼働や業務用アプリケーションの導入・更新、ネットワークの保守運用、情報セキュリティの確保などを実現していきます。
- ・社内ユーザーとベンダーの「ハブ役」として、各部門のニーズをくみ取り、ベンダーの選定からシステム要件定義・進捗管理など関係者との折衝を通じて、業務効率化・生産性向上に資する新システム導入を進めます。
- ・システム障害発生時には「一次対応」として障害復旧に向けた各種初期対応を実施します。復旧に至らない場合は「二次対応」としてベンダーを手配し、詳細な対応をしてもらうことで少しでも早い復旧を目指します。
CAREER
- ・システムの企画立案、IT基盤やネットワークの保守・運用などといった幅広い業務の担当を通して、ITの専門知識やベンダーコントロールに関するスキルを培っていきます。
- ・一定の経験を積んだのちは、新ビジネスの事業化支援、グループウェアなど大規模システム導入、各部門のDX推進に携わることもあります。
- ・将来的には、当社のみならず小田急グループ各社に深く入り込んでITのサポートを行うことで、“日本一暮らしやすい沿線”の実現を間接的に支援していきます。