odakyu electric railway
ODAKYU ELECTRIC RAILWAY CO., LTD. RECRUITING INFORMATION
GENERALIST - CROSS TALK

総合職若手社員座談会

鉄道会社としての本質を つかんだ上で 責任ある仕事を任され、 成長できる環境がある。

小田急電鉄では、総合職社員は入社後どんなキャリアを歩み、どんな仕事に取り組み、どのような想いを持って働いているのか? それぞれの部署で業務に取り組む若手社員4人に本音で語り合ってもらいました。

西 佳帆
経営戦略部|2019年入社|理工学部
人々の生活に欠かせないものに携わりたい、また、当社初の女性設計者として、自分が設計したロマンスカーを走らせたいという憧れを抱き入社。現在は、サステナビリティ担当として小田急グループ全体の環境施策に取り組む。
平塚 慎也
交通企画部|2019年入社|教育学部
生活に関わるBtoCサービス全般を展開しており、事業領域が幅広い小田急電鉄なら、大抵のことが実現できると思い、入社。現在は企画管理担当として、鉄道事業の中長期収入予算策定業務や各種増収施策の実施などを担当。
高橋 玲子
財務部|2022年入社|商学部
多様な街とノウハウを有する小田急電鉄で「愛着のあるまちづくり」を実現したいと思い入社。現在は、小田急グループ全体の持続的な成長をサポートすべく、金融機関の対応、資金繰や出納業務を担当。
星山 尚輝
工務部 工務技術センター 大野工務区|2022年入社|創造理工学研究科 建設工学専攻
「地域に根付き、お客さまと共に成長する」そんな鉄道業界の中でもユニークな沿線を持ち、また働く人たちに魅力を感じた小田急電鉄に入社。現在は、保線担当として主に軌道(線路)の管理を担当。
若いうちから、 想像以上に自分で考え、 判断して行動する中で 着実に成長
GAP

小田急電鉄への入社前後で、ギャップを感じたことはありますか?

星山

就職活動を通して仕事内容を深く知ることができていたので、「思っていたのと違う」というギャップはなかったです。良い先輩や上司にも恵まれて、1年目から安心して業務に取り組むことができています。

平塚

私は思ったより若手のうちから自分で考え、判断する機会が多いなと思いました。鉄道会社は「石の上にも3年」というイメージがあったのですが、着任して少し経ったら、すぐに先輩社員と同様の仕事を任せられることが多くて。特にコロナ後の鉄道の収支計画を任されたのには驚きました。「自分にやらせてもらえるの?」と。

高橋

私も金融機関の対応をする中で前例のない事例にも取り組める機会がありました。1年目から主担当として、当社として初めて取り組む環境に紐づいたESG関連の借入を任されたのもその一例。また日々金融機関の担当者とやり取りする中でも、「この事業はどういう状況?」「ニュースリリースを見たのですが、これはどういう内容?」などと、会社を代表する質問にも自分が受け答えする必要があって、「そこまで任せてもらえるんだ」という感覚があります。

西

同じです。前年まで所属していた運転車両部では、新型車両の設計チームの中で車両の艤装(車両床下の機器、運転台の電子機器、空気配管、電気配線など)を全て一人で担当させてもらいました。現在、経営戦略部で小田急グループ全体の環境施策に取り組む上でも明確な答えがない中で自分の考えを尊重してもらえる雰囲気があり、すごく裁量権があるなと感じています。

星山

私も担当工事を自分一人で任されていて裁量は大きいです。ただし専門的なことはまだまだわからないことばかり。先輩や上司にしっかりフォローしていただけるからこそ安心して挑戦ができると感じています。

現場でお客さまの命を 預かる責任を学ぶことが、 その後のキャリアの礎となる
LEARNING

駅係員・車掌というファーストキャリアで経験したこと、学んだことは何ですか?

西

駅係員・車掌の業務で共通しているのは、お客さまと直接関われること。直接感謝の気持ちを伝えてもらえることもあり、すごくやりがいを感じました。また、私はその後、車両担当として整備士を経験するだろうと予想していたので、車掌として各車両に乗務することで、運転台機器などを学ぶことができ有意義な経験ができました。

星山

駅係員・車掌の現場経験を通して、当社の安全に対する意識の高さを痛感しました。例えば、電車を出発させる時、点字ブロックから電車の間に人が一人もいなくなったことを確認してから出発させなければならないというルールがあるのですが、自分でやってみて、それを徹底するのは非常に大変なことがわかりました。現在の保線の仕事も列車を安全に運行させるために1ミリを争う仕事だったりするのですが、安全追求の考え方はこの時に身に付いたと思います。

平塚

現場はプロとして働く方のプライドを生で学ぶことができる場ですよね。私にさまざまな知識を教えてくださったのは20年以上勤めていらっしゃるベテラン車掌の方。その方からお客さまの命をお預かりすることの責任の大きさと、安全を守り続けるプロ意識をしっかり学びました。

高橋

私は新宿駅に配属され、ロマンスカーVSE(50000形)イベントのために集まる人々の光景や、列車を見るためにご家族で駅構内に入場される方の様子を目の当たりにすることができました。その中で、ロマンスカーファンをはじめ、小田急電鉄のファンがたくさんいらっしゃることを身を持って感じました。今の財務部の仕事ではお客さまと直接触れ合うことはないですが、自分の仕事の先にはこうしたお客さまがいるのだと感じることがモチベーションになっています。

上下関係がなく、 フラットな組織。 それが働きやすさを生む力に
RELATIONS

小田急電鉄で働く中、上司、先輩、同期、後輩などとの関係性をどのように感じていますか?

西

総合職だけだと同期は14人。何百人も同期がいる大企業と違って、みんなの顔と名前が一致しているし、会社全体としてもそこまで大所帯ではないので、「○○部の○○さんとお話ししたい、仕事がしたい」という時も頼みやすい。その結果、いい雰囲気で仕事に取り組むことができます。

高橋

その通りですね。他部署も含めて顔見知りがつくりやすいです。一度、ある案件でご一緒させていただくと、その方とはもう顔見知りに。別の案件で用事があった際、気軽に「お願いします」と頼むことができます。

西

部署横断的に社員が交流している、そうした土壌がある上に、本社移転に伴いオフィスのフリーアドレス化が進んだため、部署を越えて社員同士がもっと話せるような環境になると思います。

星山

年次関係なく、お互いへのリスペクトがあり、職場の雰囲気がとても明るくて働きやすいです。ただ私は車掌業務を学ぶ際は心配していたことが一つあって……。それは狭い運転台で一日、上司と1対1で一緒にいるので、人間関係は大丈夫かなということでした。でもそれは杞憂に過ぎず、上司が非常に良い方だったため楽しく学ぶことができました。

平塚

そもそも全社的に人当たりが良くコミュニケーションが好きな方が多いんじゃないかなと思っています。交通企画部も上下関係なくトークが弾んで居心地がいいですよ。

交通インフラを支える誇りを胸に 「地域価値創造企業」として 新しいチャレンジへ
CHARM

小田急電鉄で働く魅力を教えてください。

西

働く中で誇りを感じられることです。例えば、車両担当として引退したロマンスカーをロマンスカーミュージアムに搬入する機会に立ち会ったり、新型車両の5000形搬入を担当した時もそう。夜中にも関わらず、多くのファンに囲まれる車両を見て誇らしさを感じました。

星山

私の場合は、お客さまの安全を日々守っている仕事 であることにやりがいと魅力を感じています。保線の仕事に求められるのは大きな成果というよりは、1日異常なく列車を運行させること。だからこそ、1日何事もなく終われた時は達成感を覚えます。一方、異常時に適切に対応できた時も心からほっとします。この間、深夜3時に踏切で自動車が立ち往生した際は、サイレンを鳴らしながら現場に急行し、皆で自動車を手で押して踏切から出してなんとか初電を無事に通すことができました。

平塚

「対話をテーマとして、ボトムアップで決めよう」という方針のもと、役職、年齢に関係なく、意見交換をしながら、会社の方向性を決めていこうという土壌があることです。そういう土壌が仕事に与える効果は絶大。新しいことを考えやすい環境になっていると思います。ただ当社は過去生み出した価値をより磨き上げるところには非常に強みがある一方、社内外の多くの方々を巻き込んで全く新しいことに挑戦していく力はまだまだ足りてない。そこは今後の課題だと思っています。

西

今私が担当していることの一つは、「地域価値創造型企業」を目指して、社内外をつなげて共創を生み出す場として定期的に開催している「Odakyu Innovation Pitch」。これは平塚さんが考えている課題の解決へ向けた突破口の一つになり得るかと……。実際、ここからどんな事業の未来が生まれるか楽しみです。

高橋

私はそもそも信頼度が高い会社であることから取り組む事業が広がっていくのも魅力だと感じています。金融機関の方などから、「このような取組にご興味ありませんか?」とご提案いただく機会が多いのですが、それは小田急電鉄となら最後まで完走できるという信頼感があるからだと思います。

平塚

確かに。今、社内で新しい事業アイデアを募集して、それを実現する制度を運営していて、その中で外部のこれまでお付き合いのない企業に「一緒にやりませんか?」とお声がけしに行く機会があるのですが、まずそこで門前払いされることはありません。これも知名度と高い信頼感のおかげ。非常にありがたいです。お互い持ち場は違いますが、これからも交流の機会を持って連携して新しいことに挑戦していきましょう!