社員紹介/技術系 電気(交通)
エピソード
当たり前をつくる思いが
お客さまの思いをつなぐ
小田急電鉄に乗車するお客さまは、電車は時間通りに運行され、目的地まで時間通りに安全・安心に運んでくれるものと考えています。でもそう思っていただけるのは、過去から今に至る先輩たちが積み上げてきた「安全・安定輸送」という“当たり前”があるからです。私の仕事はその当たり前をつくることですから、ふだんの仕事を通して働く喜びを感じ取るのは難しいです。しかし、電車の遅延等で自分が困る場面を想像した時、じんわり喜びが湧き上がります。例えば、「大好きなバンドのライブに遅れてしまいそう」「大事な試験に間に合わないかも」……。その想いをつなぐために、自分は日々の仕事を積み重ねているのだなと。入社後4年目まで現場での工事管理を担っていた時は、夜間作業を終え、お客さまに何事もなく初電から乗っていただけるたびに喜びを噛み締めました。
例えば、線路や駅の電気設備は、機能を維持するため定期的に入れ替えなければならないものが多く、その入れ替え工事は終電から初電までの夜間のわずか3、4時間で完了しなければなりません。そのため工事前には工事指示書作成等、入念な準備をし、本番の工事では指示書のもとに社内外の施工員の方々が作業を行います。その間、工事管理担当の私はトランシーバーで「では次は○○さん、○地点に移動してください」などと指示を出します。少しでも足並みが乱れると時間通りに作業が進みません。そんな緊張感ある工事を無事に終えて、初電が入ってくるのを見届ける時、「今日も当たり前をつなぐことができた」とホッとします。こうした社員一人ひとりの当たり前をつくる小さな思いが、お客さまの思いをつなぐのだということに誇りを感じています。
小田急電鉄に入社を決めた理由
就職活動を通して、街と街をつないで、人の移動を活発化してコミュニティを広げていく鉄道会社の仕事に興味を持ちました。そんな中、小田急電鉄に入社を決めた理由は、働いている「人」が魅力的だったから。特に先輩社員懇親会で出会った方や人事部の皆さんの“志”の高さに惹かれました。
入社して感じる小田急電鉄の魅力
私の仕事は一人でできる仕事ではありません。社内の方々はもちろん、外注先の方々などと密なコミュニケーションを取ってはじめて成り立ちます。そんな中、小田急電鉄で一緒に働く方々は社内外含めてすごく温かみがあって、いつもアットホームな職場だなと感じています。
小田急電鉄で働く理由
お客さまの安全・安心に関する当たり前をつくりあげていくところに使命感を感じています。そしてそこには常に新しいチャレンジがあります。例えば、最近はさらに自動化・省力化が求められていたり。働き続ける理由は、そうしたチャレンジを通して新たな鉄道事業をつくりあげていきたいと思っているからです。
応募者へのメッセージ
インフラ企業は世の中の当たり前をつくる、いわば縁の下の力持ちの存在です。なかなか自身の仕事が世の中に感謝される機会は少ないかもしれません。しかし、街と街、人と人をつなぐ鉄道会社の仕事はなくならないと確信しています。そんな誇りある仕事を通して、一緒に当たり前をつくりあげていきませんか?
私の仕事
工事の全体像を把握し
重要な工事発注に責任を持つ
電気部の役割は、鉄道電気設備全ての検査・修繕・改良のための計画・管理などを担うこと。その中でも私は入社5年目の今、本社の工事担当として、各現場で実行する工事の契約や発注業務を担っています。今最も難しさを感じているのは、現場では経験のなかった予算管理です。例えば、工事請負会社から提出される見積もり金額が妥当なのかどうか……当社の過去の実績や基準と照らし合わせて検討するなど、今学びながら実践中です。見積書をぱっと見ただけで問題点を指摘できる先輩に早く追いつきたいですね。また、自分が現場で経験していない工事も多々あるので、そんな時は先輩に「自分も携わっていいですか」と伝え、経験値を積む努力をしています。基本的に自分が担当する工事についての全体像を知っているのは自分だけ。自分が決定した予算で、上司の承認さえ得てしまえば、実際に現場で工事が実行されます。責任の大きな仕事ですが、そこに面白さを感じています。もっと実力をつけて、次の100年も健全な鉄道事業を運営するための、徹底したローコストオペレーションの推進に貢献していきたい。それが目下の目標です。
キャリアパス
1日の流れ
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メールチェック。工事の進捗の確認、グループミーティング
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工事請負会社に発注する工事概要の説明を行う
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工事請負会社との工事スケジュールについての打合せ
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社員食堂でランチ、お気に入りはカツカレー
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工事を行う現場に行き、現場調査を行う
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担当している工事の発注準備
休日の過ごし方
妻や同期と予定が合えば、ゴルフやキャンプ、旅行などアクティブにいろんなことを楽しんでいます。