社員紹介/車両

エピソード
車両の保守や修理は
チームワークなしに完遂しない
車両故障が起きた際、次の日無事に車両が使用できるよう、チーム一丸となって労を惜しまず車庫での修理に取り組み、無事完了した時。その結果、営業線ダイヤに穴をあけず、お客さまにご迷惑をかけることなく列車が運行された時、いつも誇りと喜びを感じます。つい最近、ロマンスカーの一部のクーラーに不調がみられた時もそう。酷暑の時期、クーラーが効かない車両など議論の余地はありません。また、ロマンスカーの予備車も少ないことから、早急に修理を終えなければ、営業ダイヤに大きな影響を与えてしまいます。そこで可能な限り短時間で直そうと、自分が率いる班以外のメンバーにも協力を仰ぎ、一致団結して夕方から夜間にかけて作業を行い、無事修理を完了。何事もなく次の日にロマンスカーを走らせることができました。しかし時には限られた時間の中で、故障の原因が特定できず、大きなプレッシャーを感じることも少なくありません。
ある時、車両にいくつもあるモーターの中の一つだけが故障していたという事例もありました。些細なことに感じられるかもしれませんが、モーター一つの不具合でも列車の加速に影響が出るため、結果として全線に運行の遅れが生じてしまいます。この時は0時に故障車両が車庫に入ってきて、朝5時までに直さなければならない中、いろいろ修理方法を試すものの、事態が好転せずに四苦八苦。しかし、チームメンバーで知恵を持ち寄り、諦めずにトライし続けた結果、解決の糸口をつかむことができ、時間内に修理を終え、無事に車両を送り出すことができました。こうした困難を乗り越え、チームで達成感を分かち合うたびに、小田急電鉄で働く喜びがふつふつと湧いてきます。


小田急電鉄に入社を決めた理由
母子家庭で育ったこともあり、高校卒業後は安定した会社に就職したいという思いから、小田急電鉄を志望。また、デスクワークよりも、鉄道車両の点検業務など、体を動かす仕事の方が自分に向いていると考えたことも入社の決め手に。入社後、現場で体を動かして点検業務に取り組む中で、この選択は正解だったと実感しました。
入社して感じる小田急電鉄の魅力
鉄道の安定運行に向けて、日々地道な車両メンテナンスを実現するという一つの目的に向けて、皆がチームワークを発揮していきいきと働いていて、自分も同じような気持ちで仕事に取り組むことができています。人間関係や社内の雰囲気も自分にぴったり合っていて、とても居心地が良いです。
小田急電鉄で働く理由
車両メンテナンスの仕事が自分に向いていたというのが一番大きいです。向いているからこそ、楽しく仕事が続けられます。また、定期昇給、臨時給与が一定額確保されており、安定した収入が得られていることも、安心感につながっています。
応募者へのメッセージ
多くのお客さまが日々利用する鉄道インフラを担う小田急電鉄は、お客さまのために働いていることを肌で感じられる職場です。また、チームでの作業で、一体感が感じられるのも大きな魅力。しかも好待遇で、安心して働くことができます。ぜひ入社をご検討いただければと思います。
私の仕事
部下たちと力を合わせながら
的確に検査・修繕を遂行する
班長として9人の部下のマネジメントを行いながら、定期的な車両の検査・修繕に加えて、運行中車両に異常が発生した際に都度対応する検査・修繕に取り組んでいます。検査・修繕の対象となる部品・パーツは、車輪、台車、車両の扉、モーター、ブレーキ、パンタグラフ、車内の座席シートなど多岐にわたり、また、車両の種類ごとに部品自体が異なることもあります。そのため車両全般に関わる幅広い専門知識が必要ですが、それは一朝一夕で身につくものではありません。私の場合は入社以来、自分が経験のない検査や修繕があると、「やらせてください」と積極的に取り組み、物を見て手を動かし体感することで、専門知識を一つひとつ自分のものにしていきました。とはいえ、鉄道車両の進化に伴い新しい部品やパーツが出てくるため、専門知識の習得には終わりはなく、不断の学びが必要です。班長としての私の大きなミッションの一つは、班のメンバーにこうした専門知識・ノウハウを継承すること。車両の検査・修繕の分野で活躍できる人を増やすとともに、自分自身もさらに研鑽を重ね、車両メンテナンスに関しては誰に何を聞かれても答えられるようなエキスパートになりたいと思っています。



キャリアパス
1日の流れ(泊まり勤務時)
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出社、車両の検査・洗浄計画作成
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昼休憩。昼食へ
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車両の検査を実施
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夕方休憩
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車両の入庫整備、ロマンスカー給水作業・整備作業
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仮眠
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起床・引継作業
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点呼後、退社
休日の過ごし方
小学校から将棋が好きで、プロ棋士の対局を観戦するのも好きです。休日では子どもを相手に将棋を指しています。
