社員紹介/運輸(車掌)
エピソード
成長や感謝を感じられる
お客さまとの距離感がやりがい
駅で働いている姿を、家族に見せることができるのが、私の密かな喜びになっています。入社して1年目の半年は、駅係員としてホームで列車監視をする姿を、1年目の冬には車掌見習期間の先生と乗務している姿を、さらにその後一人で乗務する姿を……。このように自分の成長のステップを家族に見せることができる仕事は他にないのではと感じます。また、ロマンスカーに乗務するようになってしばらくして、姉と甥・姪を招待できたこともうれしかったです。少し緊張しましたが、車内を巡回する自分の姿を見せ、姉と甥・姪がそれを喜んでいるのを見てホッとしました。鉄道運行に欠かせない自分の仕事を知ってもらえたのだなと。また、多くのお客さまと心の触れ合いができることも、車掌として働く喜びです。
例えば、幼稚園の遠足の貸切で、片瀬江ノ島駅から相武台駅までご案内する乗務を担当した際のことは忘れられない思い出の一つ。車内のイベントで幼稚園生たちに電車カードを配ったり話しかけたりして過ごし、いよいよ降りる直前になった時、60人もの幼稚園生から「ありがとうございました」と一斉に言われたのです。「こちらこそありがとうございました」という気持ちが溢れ、思わず涙がこぼれました。また、半年間にわたって1週間に1回、同じ通勤列車を担当した際、毎回、同じお母さんと小さなお子さまの親子を見かけ、会話を交わしたのも印象に残っています。この時はお子さまが成長する姿を見るのが自分の中での楽しみでした。車掌は多くのお客さまに見られる仕事であり、その姿を見せる仕事でもあります。そうした仕事の中でお客さまの身近な存在であり続けることができるのが、最高の喜びです。
小田急電鉄に入社を決めた理由
小田急線を利用した際、乗務員の方々の仕事に取り組む姿が、敏速で生き生きとしていて、かっこいいなと思い、自分もなりたいなと思ったのです。また、甥っ子と一緒に小田急線を利用した際に、乗務員の方が電車カードをくれて、優しく話しかけてもらったことが印象に残っていたこともあり、当社への入社を決めました。
入社して感じる小田急電鉄の魅力
お客さまの当たり前の日常を支えているだけでなく、箱根や江の島などの観光地にも都心からアクセスできる路線を持ち、お客さまが非日常を楽しむお手伝いができるのが魅力です。また、働いていて感じるのはロマンスカーのブランド力の強さです。社外の誰と話していても、「小田急といえばロマンスカー」と言われます。
小田急電鉄で働く理由
職場に頼れる上司、先輩がいてアットホームな職場であることです。例えば、ミスが続いた時は、周りの方々が「自分がミスした時、こうでこうやって持ち直したよ」などとアドバイスしてくれます。また、ご高齢の方や障がいのある方にも安心してご利用してもらうことで、社会全体の利益を追求できることも、働き続ける理由です。
応募者へのメッセージ
泊まり勤務があるため、慣れるまでは大変かもしれません。でも、慣れると自分の時間が取りやすいなど大きなメリットを感じています。泊まり勤務明けで旅行にも行くことができます。人命に関わる仕事であるため責任は重いですが、その分やりがいも大きい仕事。私は今、子どもに憧れられる職業に就くことができ、幸せを感じています。
私の仕事
同じ日は1日もない
けれども同じ安全をつくっていく
車掌のミッションは、お客さまに安全、快適、かつ定時運行でご利用いただけるよう、常に駅や車内に関するあらゆることに気を配ること。具体的には、お客さまが乗降する扉の開閉から、次に止まる駅などのアナウンス、駅や車内でのお客さまに対するさまざまなご案内、さらにはお客さまが気持ちよくご利用いただけるよう空調を操作するのも重要な業務です。この仕事の難しいところは、天候、車両の種類、混雑状況、自身の体調などの変化により、同じ日が1日もないこと。その時々の状況に応じて瞬時に対応を決め、いつもの当たり前をやり遂げる必要があります。例えば、駆け込み乗車が多発している際、扉の開閉のタイミングを誤れば事故につながりかねません。一方、無事に乗務終了できた時、運行異常時を無事に乗り切った時、お客さまの笑顔を見た時、大きなやりがいを感じます。私は現在、こうした車掌業務に取り組みつつ、主任車掌として部下育成、見習育成、また、職場の円滑な運営のためのパイプ役を担っています。日々難しい判断が求められ、緊張感ある仕事ですが、そこに誇りとやりがいを持って取り組むことができる多くの車掌を育てたいですね。さらにゆくゆくは乗務助役になり、今よりもさらに女性が働きやすい職場をつくっていきたいと思っています。
キャリアパス
1日の流れ(泊まり勤務時)
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出社、乗務の準備を行った後、指示事項を確認
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出勤点呼
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ロマンスカーに乗務開始
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休憩、部下とコミュニケーションを取る
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乗務
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その後も休憩→乗務を繰り返し乗務終了、仮眠室で睡眠
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起床
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乗務開始、今日は出庫からスタートします
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乗務終了、退出点呼で報告を行い、帰社
休日の過ごし方
散歩しながらショッピングや美味しいものを楽しみ、気分をリフレッシュしています。写真は夜のレインボーブリッジを渡ってきた時です!!