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ODAKYU ELECTRIC RAILWAY CO., LTD. RECRUITING INFORMATION
GENERALIST - MEMBER

社員紹介/技術系 土木・建築(交通)

先進技術を活用し 鉄道メンテナンスの変革に チーム一丸となって挑む
SONOKO CHIZUWA
千須和 苑子
工務部|2012年入社|総合理工学研究科 人間環境システム専攻
千須和は工務部に所属し、「安全・安心な鉄道輸送」を支える保線担当として、メンテナンスの高度化や効率性の向上を図る一大プロジェクトに取り組んでいる。「小田急電鉄を日本一安全な鉄道にする、その実現のための施策立案や、プロジェクト推進の現場に携われることに大きなやりがいを感じています」
EPISODE

エピソード

一大プロジェクトを動かす
厳しくもやりがいに溢れる日々

私が現在参画している「CBM*1推進に向けたモニタリング技術の導入」プロジェクトは、未来の小田急電鉄の安全を支える一大プロジェクトです。現在の線路メンテナンス業務は担当者自身が現場を歩いて点検作業をしているため、天候不順による作業環境の過酷さや少子高齢化による人材不足など、メンテナンス体制の維持に多くの問題が生じています。それらを解決する取り組みがこのCBMの推進。これまでの時間軸を基準にしたTBM*2体制から、列車走行時に線路状態を検測できる先進技術・システムを活用したリアルタイムなモニタリングにより、トラブルの事前防止、労働生産性の向上が図れるのです。ただ新技術の導入により、その仕組みに合うメンテナンス基準・運用体制を新たに策定する必要があります。そこで私たちのチームは、さまざまな文献や論文に当たり、研究機関へのヒアリング、社内での議論を繰り返しながら、新しい安全の最適解創出に奔走する日々を送っています。

先日も「この制度設計ならいける」という自信を持てるまで念入りに準備して臨んだ打合せで厳しい指摘を受けることに…… “脳も身体も震える”非常にタフな経験となりました。こうした一筋縄でいかない新しい取り組みに対して前向きに最適解を追求し続けられるのは、失敗や試行錯誤を繰り返す毎日が「すごく面白い」から。安全に対する多くの関係者の考えや厳しい基準を大いに学ぶ機会になりますし、私自身の安全への知見も一段と深まっていく手応えがあります。そして何よりもプロジェクトメンバー全員に「小田急電鉄の安全・安心は私たちが創る」との強い自負がある。究極の安全という大きなミッションに挑み、それを乗り越えた先にある最適解を掴むために、チーム一丸となってこのプロジェクトに挑戦できることが、今の私の働く喜びであり原動力になっています。

*1 CBM:コンディションベースドメンテナンス(Condition Based Maintenance)。状態基準保全といい、線路設備のデータを高頻度かつ継続的に取得し、その状態に応じた必要なタイミングで保全を行う方式。
*2 TBM:タイムベースドメンテナンス(Time Based Maintenance)。時間基準保全といい、時間軸で周期を決めて定期的に保全を行う方式。
「究極の安全」という メンテナンスの大きな課題に挑み 最適解を生み出していく

小田急電鉄に入社を決めた理由

大学で土木を専攻し研究室も防災関係だったこと、就活が東日本大震災と重なったことから、生活におけるインフラや防災の大切さを実感。安全・安心を就活の軸にし、鉄道・建設・インフラ系の業界を研究する中で、「日本一安全な鉄道をめざす」という小田急電鉄の熱い思いに出会ったことが、入社の決め手になりました。

入社して感じる小田急電鉄の魅力

テレワークやシフト勤務、産休育休などの制度面が非常に手厚く、働きやすい環境が整っていることですね。私自身、現在のプロジェクト担当中に1年半の産休育休を挟みましたが、同じ職務に復職にし、上司や同僚、他部門の関係者とも良好な関係を維持してプロジェクトに取り組めています。この環境は大きな魅力です。

小田急電鉄で働く理由

まさに入社時に抱いた期待通りの業務に取り組めているからです。魅力でも触れた通り、労働環境や人間関係が良いので、子育て中でも臨機応変なワークスタイルが可能です。いわゆるマミートラックのない職場なので、自分らしいスタイルで仕事に向き合うことができ、毎日が充実しています。

応募者へのメッセージ

就活時には社員の方々と積極的に会話することをお勧めします。実際に話すと会社の雰囲気やビジネスの注力ポイントをかなり掴めます。会話の中から自分の軸と合うもの、私の場合は安全でしたが、自分のセンサーに引っかかるものを自身の目や耳で確かめ、ぜひ自分に合った会社を選んでほしいですね。

MISSION

私の仕事

先進テクノロジーの活用・応用で
大きく変わる保線のフィールド

保線は文字通り、線路の保守をする仕事です。レールやマクラギなどの点検を行い、診断・措置・記録といったメンテナンスサイクルを循環させて安全な鉄道を提供するのが最大の使命。そうしたイメージから保守的な仕事なのでは?と思われがちですが、鉄道メンテナンスには先進的な技術や工法などに積極的に挑戦できる環境があり、それがこの仕事の醍醐味にもなっています。例えば、私は今取り組んでいるプロジェクトの先を見据えた「DXによる新しい検査体制の構築」にも着手しています。さまざまな仕事が先進技術の活用で変化する現在、私たちメンバーには新しい知見やテクノロジーをどんどん活用したい、失敗を恐れずトライアンドエラーに挑みたい、という想いがありました。会社もそれを評価し、トライアルへのGoサインが出たのです。そこで社内DX部門や、最先端のAI・カメラ技術など外部開発パートナーたちを巻き込み、検査の高度化・生産性向上を図るための新たなソリューション開発に取り組んでいます。このようにメンテナンスの現場では理想をカタチにするために、既存技術だけでなく、先進テクノロジーを活用する“進化したフィールド”が広がっています。

CAREER PATH

キャリアパス

工務部に配属。工務技術センター喜多見工務区にて現場での点検作業やレール・マクラギ交換などに従事し、工事の安全管理、工程管理の基本を学ぶ。

工務技術センター統括事務所に異動。各工務区の土木・保線工事の設計・発注・管理に携わる。複雑な耐震補強工事などを経験し、管理業務の知見を深める。

工務部本社に土木担当として着任。ホームドア設置に関わる工事、橋梁架替工事の基本計画策定・設計管理を担当。安全に対する長期的視点、対外折衝の経験を積む。

工務部本社の保線担当に異動。業務効率化の一環として活動したワーキングを通し、年間約400人工の労力削減という改善を実現。会社に貢献できた手応えに大きな達成感を得る。

SCHEDULE

1日の流れ

  • モニタリング装置の車両搭載に向けた車両担当・メーカーとの打合せ

  • お気に入りのカフェでランチ

  • 機械保線区の技術員と保線重機械の更新計画に関するWEBミーティング

  • 上司とコーヒーブレイクをしつつ業務進捗の報告・相談

  • 翌日の打合せに向けた資料作成

  • 子どもの保育園お迎えのため退勤(1時間の時短勤務を活用)

PERSONAL LIFE

休日の過ごし方

家族でサッカーを観戦しに国立競技場に行きました。熱気と臨場感が凄く、生観戦の醍醐味が感じられました!

WORKS & CAREER

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